能登半島地震をきっかけに、犬連れでの避難を考える|ミックス犬の日常

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能登半島地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

2024年元旦、新年早々に大規模な地震が発生するとは思いもしませんでした。改めて、自然の驚異は、人間の生活には一切関係なく襲ってくるものだと実感しました。我々が住んでいる長野市でも地震アラートが何度も鳴り、震度4の揺れを観測しました。私は、東日本大震災の時、千葉県に住んでいて、その時に震度5強の地震を経験していたため、そこまで危機を感じる揺れではありませんでした。しかし、能登半島地震後の石川県の惨状をTVで見ると、大規模地震であったことを感じずにはいられません。

犬を飼っていることによって、日常生活で諦めること・我慢することも沢山あります。それが、震災という非日常の中で犬を連れた状態だと、大変なことになるという事が想像できます。そこで、もし我が家が震災に遭った際の避難所や避難グッズを改めて見直さないとと思ったのでした。

長野市・犬連れでの避難所

早速、調べてみます。長野市のHPによると・・・

長野市内で災害時設営される避難所では、ペットの受け入れをしますが、原則屋内にペットの持ち込みは禁止されており、雨風をしのげる場所にペット専用のスペースが確保されます。

長野市HPより

つまり、ペットを連れて避難所に行ってもOKということですね。が、人間と同じスペースで過ごすことはできません。(致し方ないかもしれません。)

ただ、2019年に台風19号の影響で千曲川氾濫が起こった際の避難所では・・・

被災後、最大で犬と猫計10匹を受け入れた。ペット同伴の家族はまとまったスペースで居住してもらうなど、他の避難者との共存を図ってきた。

それでも共存は難しく・・・(略)・・・200人余が暮らす大きな避難所では、鳴き声や臭いが気になるという声はどうしても出てくる。

信濃毎日新聞 声のチカラ(コエチカ)より

と、ペット連れそうでない避難者には大きな隔たりがあったようです。上記の避難所では、コンテナハウスを避難所脇に設置し、そこで犬猫は避難生活を送っていたようですが、それでも共存は難しい問題だったようです。

我が家の愛犬ラテも、人様や他の犬猫の前でお利口にしていられる自信がありませんので、犬連れではない避難者の方に迷惑を掛けないで過ごすことは出来ないでしょう。共存が難しいことは容易に想像できます。

この台風19号による災害で、ペット連れの避難者の多くは車中泊で過ごす人やペットは自宅に残して餌のみ与えに行く人が多かったようです。

ただ、個人的には、長野市では、ペットを一切受け入れないという姿勢では無いとこが分かっただけで少しだけ安心感があります。が、まずは愛犬の躾をしっかりすることが重要だと思いました。お住まいの自治体により、考え方やルールも変わってきますので、万が一に備えてペットの避難についての情報を集めておくことも必要ですね。

愛犬をクレートに慣す

動物病院で行われていたパピー教室で教わったことです。

以下は、避難を経験した人のお話です。長野市での話ではありませんが参考までに紹介します。

その避難所では、ペットは全て一カ所にまとめられ、人間と離れた場所でクレート内で過ごすルールとなっていました。そのため、クレートを嫌っているワンちゃんは、とても大変な思いをいたそうです。

動物病院のパピー教室では、クレート自体を怖がって入らないワンちゃんもいるけど、「万が一の時に備えてクレートに慣すように」と、教わりました。

愛犬ラテも始めはクレートに入ることを警戒をしていました。徐々に慣していき、今では車に乗るときは必ずクレートです。(愛犬ラテは、クレート大好き!という訳ではなさそうですが・・・。)後日、動物病院で教わったクレートに慣す方法をブログで紹介したいと思います。

犬のための防災用品

現時点で、一番、とりかかり易い防災対策かと思います。我が家でも東日本大震災以降、防災グッズを常時保管しているので、今回の震災をきっかけに見直したいと思います。また、愛犬ラテの避難については、疎かになっていたことに気付いたので、犬連れでの避難の際の持ち物も併せて確認したいと思います。

まずは、人間の防災グッズ。こちらは首都官邸の情報です。ご参考までに。

evacuation goods
乳児・女性・高齢者がいるご家庭は、さらに追加グッズがあります。

こちらは、犬の防災グッズ。長野市のHPからの情報です。首都官邸の情報では、ペットに関する防災グッズの情報はありませんでしたので、長野市のものを参考にしました。

dog evacuation goods

上記の犬の防災グッズには記入ありませんでしたが、ネックライトがあると便利かもしれません。夜に”うんち”処理をすることになると真っ暗で見えませんネックライトがあれば処理しやすいです。

また、早急に購入が必要だと感じた物は、ペットキャリーです。愛犬ラテをリードで繋いだまま、もしくは、抱っこの状態で避難することは、とても厳しい状況になると思います。既に、ペット用のリュックを持ってはいましたが、サイズ感が大きすぎるので、邪魔にならず避難に相応しいペットリュックを購入することにしました。購入したペットリュックは、また後日、ブログで紹介したいと思います。

ただの偶然なのですが、私は、去年2023年の年末に防災ラジオの買い換えを検討していて、楽天市場の買い物カゴに入れたままの状態で年越しをしました。元日早々に今回の震災が発生、その後、楽天市場の買い物カゴを確認した所、防災ラジオが完売していて購入できなくなってしまいました。購入予定の色は諦めて他の色を購入できたので、事なきを得ました。今回の震災により、防災グッズを見直す人が急増したことがうかがえます。

犬連れでの避難・まとめ

今回の震災が発生したことにより犬連れでの避難を考えるきっかけとなりました。まず出来ることは、

  • ペット受入れのできる避難所の確認
  • 犬の防災グッズ

そして、下記が一番、難易度が高いと思いますが・・・

  • 愛犬の躾

です。今回の震災により長野市在住の我が家でも地震アラートが頻繁に鳴りました。愛犬ラテは、不快かつ非常事態を伝える音だと認識したようで地震アラートが鳴るたびに必死に吠えていました。非常事態のときに、地震アラートに加えて犬の鳴き声まで聞こえてきたら、私は、正常な判断ができるかどうか自信がありませんでした。

さらに避難所での事を考えると愛犬ラテの躾には、しっかりと向き合わないといけないと思いました。


震災がないことが一番良いことなのですが、愛犬の事も含めて万が一に備えることが必要ですね。

震災という深刻で不安になる話になったので、最後に癒やし画像のラテを載せておきます。

dog
カワイイ!
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花が気になるラテさん。青い花と。
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お散歩中のラテさんです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。